泌尿器科中村クリニック|吹田市 桃山台の泌尿器科。桃山台駅近く。

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診療案内

男性不妊症

結婚後の生活で、避妊をせずに夫婦生活をしながら一定期間妊娠に至らない場合が、「不妊症」であると言われ、男性側に原因があると考えられる場合「男性不妊症」と言います。
男性不妊症の原因としては、精液の異常であることが多いですが、それ以外のことが原因の可能性もあります。
当院では、男性不妊症の治療も行っております。気になることがある方は、一度、お気軽にご相談ください。

膀胱炎

膀胱炎は、細菌感染で膀胱に炎症を起こす病気です。泌尿器科の病気の中でもっとも多く発生します。女性が多く、特に20歳以上の性活動期の女性が発症しやすい疾患です。 原因のほとんどは大腸菌などの感染です。
長時間にわたる尿意の我慢、風邪、疲労、月経などで防御機能が低下している場合、尿流通過障害、性交渉などで、細菌が尿道から膀胱に侵入して起こります。

前立腺肥大

前立腺は尿道の奥に取り囲むようにあります。前立腺の発育と機能には男性ホルモンが関与します。前立腺の尿道周囲組織の内腺とその外側のにある外腺に分けられます。前立腺肥大症は中高年の男性に起こる良性疾患で男性ホルモンと年齢に関係しています。治療は内服薬と手術療法です。内服薬はα1ブロッカー(ハルナール、フリバス、ユリーフ)と前立腺容積縮小作用のある5α-還元酵素阻害薬(アボルブ)が使用されます。頻尿症状が強い方(過活動膀胱)には、α1ブロッカーと抗コリン薬、β3交感神経受容体刺激薬との併用などが有効です。数年前よりPDE-5阻害薬の投与が可能となりました。

前立腺がん

前立腺がんは主に前立腺外腺に発生する悪性疾患です。PSA(前立腺がん特異抗原)検査の普及により、早期がんの発見をすることができるようになりました。症状は、初期の場合は無症状でPSA検査や前立腺肥大症の手術で発見されます。進行すると排尿症状(前立腺肥大症と同様の症状)が出現します。リンパ節や骨に転移したり、膀胱・精嚢腺など周囲組織に進展します。診断は血清PSA値によるスクリーニングを行い、直腸診・エコー検査・MRI等で疑わしい場合には前立腺針生検により病理組織診断を行います。前立腺がんと診断されると、腫瘍の悪性度(Gleason score)とCT、骨シンチグラフィーによる病期分類を行います。治療は手術(開腹、腹腔鏡下、ロボット手術等)、放射線治療(小線源、IMRT,重粒子線等)、内分泌治療、PSA監視療法(無治療で経過観察) など多岐にわたります。

過活動膀胱

過活動膀胱とは、尿意切迫感を感じることを必須症状とした症状症候群を言います。
尿意切迫感とは、急に起こる抑えられないような強い尿意で、我慢をすることが難しいものであり、普段の尿意とは違いがあります。
下記、症状で1つ以上当てはまる場合は過活動膀胱の可能性があります。


  • 尿をする回数が多い
  • 急に尿がしたくなり、我慢が難しいことがある
  • 我慢ができずに、尿をもらしてしまうことがある

しかし、以下の疾患が認められる場合は、過活動膀胱ではありません。


  • 膀胱の異常【膀胱がん、膀胱結石、間質性膀胱炎(膀胱痛症候群)】
  • 膀胱周囲の異常(子宮内膜症など)
  • 前立腺・尿道の異常(前立腺がん、尿道結石)
  • 尿路性器感染症(細菌性膀胱炎、前立腺炎、尿道炎)
  • その他(尿閉、多尿、心因性頻尿)

過活動膀胱は誰にでも起こりえる症状です。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

膀胱がん

膀胱がんは、尿路上皮ががん化することによって引き起こされます。そのうち大部分は尿路上皮がんという種類ですが、まれに扁平上皮がんや腺がんの場合もあります。
膀胱がんは画像診断やTURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術) による診断により、1)筋層非浸潤(しんじゅん)性がん(表在性がんおよび上皮内がん)、2)筋層浸潤性がん、3)転移性がんに大別されます。
膀胱がんの症状は、赤色や茶色の尿(肉眼的血尿)が出ることが一般的な症状です。また、頻繁に尿意を感じる、排尿するときに痛みがあるなど膀胱炎のような症状を来すこともあります。膀胱がんの場合は、症状が軽い、あるいはこのごろ症状が出現したばかりだとしても、がんの進行がゆっくりで、早期の状態であるとは限りません。症状が出現したときにはすでに筋層浸潤性がんや転移性がんであったということもあります。いずれにしても症状があれば医療機関を受診して、がんかどうかを診断しましょう。がんと診断された場合は、早期に治療を開始することが重要です。

尿路結石

腎臓で作られた尿は、腎盂、尿管を通って、膀胱に貯められ、尿道から体外へ排出されます。この尿の流れる通路を尿路と呼び、その尿路に結石ができる病気が尿路結石症です。結石が存在する場所によって、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石と呼ばれます。結石が尿路をふさぐと激しい痛みがでます。細菌感染を合併すると高熱がでます。閉塞が長く続き、感染症を繰り返す時には腎臓の機能に障害をあたえます。結石ができる原因はいまだ十分に分かっていません。尿路結石の原因疾患としては、痛風、副甲状腺機能亢進症、尿路の奇形、ある種の薬剤(副腎ステロイドの長期連用など)があります。
尿路結石の主な症状は強い痛みと血尿です。疼痛は結石が尿の流れを塞ぎ、腎臓の中の圧が上昇するため起こります。突然に疼痛発作といわれる激痛をおこします。わき腹から背中にかけて間欠的にまたは持続的に痛みます。時に下腹部に痛みが放散します。吐き気や嘔吐を伴うこともあります。血尿をみることも多く、痛みの発作に伴って見られます。